今から約50年前、讃岐うどんが足ふみで作れなくなるという、讃岐うどんにとっては致命的ともいえる大問題が発生しました。
旅行者に、足で踏んで食べ物をつくるなんてとんでもない、とクレームを付けた人が出てきたんです。

コシが命の讃岐うどんにアシが使えなくなって、コシがなくなれば、
アシコシが立たないわけですから、もう讃岐うどんなんていってらんなくなります。

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讃岐うどんの「足踏み問題」として新聞などで騒がれ(当時TVはあったけど、まだまだお金持ちしか持てない時代でした。)、足ふみが禁止になるかも知れないような状況になりました。
確かにゴザや布の上から足で踏むわけですから、衛生的とは言い難い部分もあるんでしょうが、
どうせお湯で煮ちゃうんだから同じだろ、と考える人は、商売には向きません。

香川県は機械化を考えてメーカーに依頼したんですが、
職人たちは機械を受け入れることはしませんでした。

考え方が古いと批判するか、職人なら当然と肯定するか、価値判断は横に置いておいて、
職人さんたちの気持ちがわからないでもありません。

ところが、これが思わぬ結果を生みました。

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職人さんたちは衛生管理を徹底させることで、何とか足ふみ製法を残しました。

これ、なんとなくオリンピックのレスリング協会に似てますね。
オリンピックから外されそうになって、急いで改革し、わかりやすい新ルールに変えることになりました。
とはいっても、まだ見てないから、わかりやすくなったかどうかわんないけど。ヾ(=^▽^=)ノ

今日の一言 = 危機感のないところに改革は生まれない。

話は違いますが、バレーボールは、昔は9人15点制でしたが、サーブ権がないと点数にならないので、ひたすらサイドアウトを繰り返すこともある、見てて疲れるものでした。
それが6人25点制になり、ボールがコートに落ちればどちらかの点になるようになって、
ハラハラドキドキ感がまして、おもしろくなりました。閑話休題。

一方、うどん製造機を開発したメーカーはあきらめずに改良を重ね、職人がいなくても讃岐うどんが作れる機械に仕上げたんだそうです。

これをチェーン店が採用、全国に広がり、讃岐うどんのブームになりました。

そうなると本場の讃岐うどんが食べたくなるのが人情で、本物を求めて香川県まで食べに行く。
讃岐には大勢人が押し寄せ、かくして香川県は「うどん県」になった、というお話です。

(NHKの『新日本風土記』の受け売りですから、悪しからず。)