かつて日本は「黄金の国」ジパングと呼ばれたことがありました。
金はかなりとれたようですが、同時に日本は「菌」の国でもありました。

金の方は採り尽くしちゃったみたいですが、菌の方はいまだに豊富にあります。

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じめじめして洗濯物が乾かないので、ずーっと梅雨が嫌いで、
夏は夏で湿気が多く、汗が乾かないんでずーっと嫌いです。
梅雨の雨は大地に蓄えられて植物を育て、名水となって生活を潤してくれているわけですから、
ありがたいやら迷惑やら、めんどくさいものです。

湿気の多い気候は多くの菌を生み、日本人の祖先はそこから麹菌を見つけ出しました。
この麹菌があるから、糠漬けを肴に日本酒が飲めて、納豆が食べられるわけです。

この麹菌、なんともすごい奴で、青酸カリの180倍も毒性の強いフグの毒を、消してしまうんだそうです。

フグ料理屋さんで調理済みのフグの内臓は、燃えるゴミの日に出しているわけじゃなくて、
ちゃんと管理し、しかるべきところで処分しています。
要するに毒物なんです。

フグの中でも特に毒性が強いといわれる卵巣を、糠漬けにして食っちゃうんです。
麹菌には、フグの毒を消してくれる作用があるんだそうです。

フグ毒を無毒化するんだから麹菌はすごい、
それよりも、毒だとわかっているフグの卵巣を喰おうとした奴がすごい!
しかもそれを成功させちゃうんだから、もっとすごい!

今でも作っています。
石川県の白山とい処で製造されています。
なぜ麹菌がフグ毒を無力化するのか、そのメカニズムは今もわからないそうです。

作り方は、卵巣を塩漬けにして1年寝かせ、糠をまぶして麹菌をかけ、さらに樽の中で2年発酵させるそうです。
樽はどれも使い続けられてきたものばかりで、新しい樽は怖くて使えないとのこと。

フグを食べて何人も死んでいるんですが、それでもフグを食べ続けてきたんだから、
日本人の食い意地には感心させられますが、このフグの卵巣の糠漬けに至っては、開いた口がふさがりません。
結構高価なもののようですが、開いた口に中にこのフグの糠漬けを放り込んでみようという奇特な人は、現れないものでしょうか。

食べさせてくれるという方は、ご連絡ください。
まってまぁ~す。