うどんが我々庶民でも食べられるようになったのが江戸時代。

江戸時代には鰹節や醤油などの調味料も発展したこともあるんでしょうが、
世の中が落ち着いて、安心して旅行できるるようになったのも、一因にあると思います。
安心といっても、追剥やゴマのハエはいる、下手すりゃ野宿しなくちゃならないし、怪我をしたら病院なんてないんですから自分でなんとかしなきゃなんない、と今とは度合いが違いすぎますが。

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四国に金毘羅様がありますが、参道にうどん店があって、それを食べた参拝者が各地にそのうまさを伝えた、と言われています。

瀬戸内海から入り子ダシが、古くからの名産地小豆島から醤油が、そして瀬戸内の塩田から塩が、
というように、身近に最高の食材がそろっていたので、うどんがうまかったわけです。

確かに旅行の楽しみの一つはご当地グルメですから、お参りしたらうどんを食べないわけがない、
食べておいしければ、帰って自慢しないわけがない。
食べたことのない物をうまいと自慢されれば、うまさが頭の中で勝手に増幅します。

それは別として、昔は米よりも手軽だったと思われるうどんは、各地でそれぞれ独自の発展をします。

代表的なものを上げると、

○名古屋の八丁味噌を使った煮込みうどん。
○山梨富士吉田市の吉田うどん。
○三重のお伊勢参りの参拝者に出した伊勢うどん。
○「殿様のうどん」、秋田湯沢市の稲庭うどん。

吉田うどんは、機織りで忙しかった女性の代わりに男性か打ったので、硬くてマッチョ。
伊勢うどんは参拝者がすぐに食べられるように、箸で切れるほど軟らかく煮てあるのが特徴です。
稲庭うどんは、つい最近まで、一部の人にしか手に入らない幻のうどんといわれていました。